大切な家族の想い出・・・

2004年6月私達の大切な家族シベリアンハスキーの“ちゃみ子”が虹の橋を渡りました。
シベリアンハスキーの13年は長生きした方だとは分かっていますが、私達にとってはあっという間の13年間でした。

病気に掛かるまで、年を感じさせない程とても元気で、あと2~3年は一緒に居られると勝手に思い込んでいました。
急性膵炎に掛かりあっという間に旅立ってしまった“ちゃみ子”・・・

誰よりも一番“ちゃみ子”の事を可愛がっていた母が“ちゃみ子”の手記を書いて一冊の本にまとめました。本といっても母が書いたものを私がPCで印刷した小冊子ですが、色々な方に読んで頂きました。
今回、もっとたくさんの方々にちゃみ子のことを知ってもらいたくて・・・
HPに載せる事にしました。
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# by kurin429 | 2005-02-15 00:11  

前書き・・・

今から十三年前、ペットブームの先頭にいた犬はシベリアンハスキーでした。
私は犬の事はあまり興味ありませんでした。

犬と人間が一緒に家の中で生活し、暮すなんて考えられませんでした。
そして、〝デパートで販売している!″今の時代はそうなんだな~と納得したりして
始めは、迷いながら飼ってみようかな~?
犬の事など殆ど知らない私達は、その犬の愛らしさに負けて深い考えも無く
気が付いたら帰りの車中で小さな段ボール箱の中で〝ゴソゴソ〟動く物体に気付いて我に返ったなんて・・・無責任な犬との出逢いでした。

その日から私の人生がガラリと変って行く・・・犬の事など何も知らない私達にとって毎日毎日が人間と犬との係わりに悪戦苦闘して行く十三年の日々を綴ってみます。
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# by kurin429 | 2005-02-14 11:35  

シベリアンハスキー・・・

平成三年三月、学生の娘がデパートに誘ってくれました。
犬好きの娘は『せっかく来たのだから犬でも見ていこう!』と
娘の後に付いていく(後で分かった事だけど最初から犬が目当てだったらしい)
犬に興味の無い私は只無関心に見て歩くだけでした。

娘が一匹の仔犬を抱いてその場から離れようとしない。側に寄ってみると店員と売買契約の話までしているでは?と思いながらもっと話を聞いていると、学生で無収入の娘がローンの話までしている!(買うつもり?)

『なんて大胆な!ウンジュウ万よ!』『だってこの犬私に飼ってほしいって言ってるよ!私アルバイトするから!』『そんな事よりも何処で飼うの?』
『私の部屋(十畳間)で飼うから大丈夫!ずーっと面倒見るから』

こんなやり取りが二時間位続いて何の準備の無いまま・・・
こんな事で良いのでしょうか?
犬の性質も分からない、飼い方もわからないのに?
本を見て勉強しながら買うから大丈夫と・・・
慎重派の私には考えられない言動と行動。
娘の性格からは考えられる事だけど、今度は物ではなく命ある者よ!!
本を読んでその通りというわけにもいかないでしょう?
二人の子供を育てた私にとって命あるものを育てる責任の重さを感じながら、この人に分かれと言っても無理なのかも・・・`s(・'・;) と段々娘のペースで、見守ってやれば何とかなるかな?と思うようになりました。

話がどんどん先に進んでいく
こんなやり取りも知らない仔犬は無邪気に愛らしく私達を見つめる。
『ネエ、私を飼ってヨ!』と言っている様に見えてくる。
こうなれば飼うしかない!
そして我が家に一匹の仔犬シベリアンハスキーが家族の一員として仲間入りしました。
後にどんな嵐が吹き始めるとも知らず・・・(-_-;)



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# by kurin429 | 2005-02-13 11:34  

命名“ちゃみ子”

可愛い可愛いと始まった一日目。
なんと言っても飼う側は犬の事など何も知らない人達ばかりなのだから・・・
車が家に着きました。まず家に入るなり挨拶代わりに「おしっこ」を放つ!
〝エッ″家の中でしてしまった!
慌てて台所にある雑巾とチャーミーグリーン(台所用洗剤)で拭取る。

今度は〝餌ネ!〟いくらあげれば良いのか分らない・・・本には50gと書いてある
エ?随分少ないのね、こんなに少なくて足りるのかな?
食べさせれば数秒であっという間に食べる。食べるいうより飲み込むといった方が近い。
まだ物足りなさそうにウロウロ落ち着かない。
本当にこれで良いの?(固形なので胃液で膨張するのをその時はすっかり忘れて)また同じ量を与えてしまう。
すると十分後、お腹がみるみる膨らんでパンパンになった。驚くが、犬はケロッとしていて苦しそうな顔もしていない。後で分かった事だけど、人間と違って無表情で人間の十倍の痛みや苦しみに堪えられる動物らしい

話も出来ないならどうやって分かれというのでしょうか・・・
心配になるが仔犬をケージに入れて部屋を出る。
夕食時、何かゴトゴトと音がする。
二階に上ってみると体が汚物で汚れている。
餌のやりすぎでお腹を壊して下痢をしたらしい。
ゲージ一面、壁まで汚して嬉しそうに跳ね回って喜んでいる(いや、苦しいのかも?)私にはそう見えました。
誰か!雑巾と水を持ってきて~!!
そして何故か、チャーミーグリーンもネ!!
その後夕食を続ける気にもなれず皆で顔を見合って苦笑い。
それから時々尿も糞もシートにしない、怒れば隠れて目に付かない所にする(-_-;)
ある時は遊んで欲しくて、かまって欲しくて私の顔を見ながらあっちこっちに放出。
『何なのこれは!』どうやって躾ければ良いのヨ!!

こんな状態だからいつでも雑巾とチャーミーグリーンは手放せない。
こんな事が何日も続いていつのまにか誰が付けた訳でもなく
ゾーキンは寝た?チーャーミーは又オシッコしたって!と言うようになってしまい、まだ名前が付いていない事に気づいた時はチャーミーの響きが気に入って、『この名で行こう!』どうみたってチャーミーよネ(笑)
せめて子でも付けて〝チャミ子〟にしたら?こんな飼い主のいい加減さにきっと子犬も私よりいい加減だわ!と思っているかも;^_^A

犬の事に全て初体験の私達はある時には、こんな仔犬に負けてたまるか!と変な対抗心を持ったりしながら、徐々に犬のペースにまんまとはまっていく・・・

昼はよく寝て大人しく、夜になると目を輝かせて悪さをする(犬は仕事のつもり)
何か夜中にゴトゴト音がする。
ゲージにしがみついてガリガリ齧っている!
下に敷いた新聞紙もトイレシーツも小さく噛み切ってボロボロ・・・
そしてゲージから出せと奇声を上げる。
出してやると布団に上がってくる
それでも無視するとオシッコをする糞をする!!この臭いには我慢出来ず、起きて溜息。
本を見ながら作戦を練る『よーし柱に繋いでおこう!』これなら大丈夫!さぁ寝ましょう(#^.^#)
今度はガリガリ音がする、何の音(?_?)
繋いだ柱を齧っている。しかも半分ほど噛み砕いて、その柱は家を支える大事な柱!唖然とする( ̄□ ̄;)!!

チャミ子を見たら『私が一生懸命なのに何故寝てる?』と言わんばかりに不思議そうな顔で見つめている。
そして、繋いだあなたが悪いのよと!言わんばかりに綱を噛み切ろうとしている(-_-;)
私達四人のスリッパもいつもボロボロ!それでは私達も今日からスリッパ無し生活
こんな事がしばらく続いて雪も溶け春が来た。
仔犬も六ヵ月になりました。
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# by kurin429 | 2005-02-12 00:30  

お散歩デビュー!

今日から外で散歩をしましょう!
『チャミ子、天気も良いし、空気もおいしいネ!気分も爽快ネ!』
本を見本に、犬は一歩後ろに横に付けて歩くらしい。
ところが本来ソリを引く犬らしく、引く力が強くぐんぐん引っ張る!!
引っ張られて歩いてるのか引きずられて歩いてるのか分らない。
これが散歩というのでしょうか?
何故か私の理想とどんどんかけ離れていく(-。-;
六ヶ月でこれなら1年で二十五㎏になる犬・・・どうなるんでしょう。
未来の事はわからない、明日の事だって分からない
本当に毎日が新しい発見の連続です。
そんな飼い主のオロオロした姿を見透かしたかの様な行動

そんな時、新聞と雑誌にハスキーの事を色々と悪く書いた人がいる。
やはり本当なんだ!と思いつつもしかしたら違うのではないか???
本当は話は出来ないが頭が良くて人間の心理をよく読んでの行動では?と思える節もある。
それではこちらも負けてはいられない!
犬の心を読むようにすれば・・・どうやって?
目は口ほどに物を言うという言葉がある、私も少し頭を使って勝負しようなんてこんな仔犬に向かって真剣に思い始める。

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どうやら私の考えが当たったらしく、やはり目で会話する動物の様です。
それから少し迷いが無くなって自信が出てきた!!
〝よーし!チャミ子負けないよ!〟
八ヶ月の時、そんなに引っ張るのなら今日から自転車よ!ママが乗るから引っ張って!

始めは自転車を見て驚いて歩くのをやーめた・・・
ところがいきなり走り出し、自転車だけを引きずって〝ガラガラガラ~〟
その音に驚いてまた〝ガラガラガラ~〟自転車が壊れてしまいました。
ママだって学生時代はスポーツで体を鍛ええてあるから運動神経バツグンよ!
チャミ子!今度はどんな作戦?
短い綱で歩くのは物足りないらしく、相変わらずグングン引っ張る。
引っ張るだけでなく引っ張りまわされる状態でとにかく疲れる(-_-;)

それでは少し綱を長くしよう!八メートルのフレキシリードを買う!!
これなら振り回される事もないでしょう!

『さぁチャミ子!今日からこれで散歩ヨ!』
チャミ子は〝また変なものを持ってきて何をする気?〟と言わんばかりに見つめる

よ~し散歩しよう、今度は伸縮リードだから大丈夫!
ママもチャミ子も楽よネ!
ところがいきなり走り出し、伸縮リードの使い方のタイミングが分からずリードを離してしまい
またリードだけを引きずって〝ガラガラガラ~〟
これも失敗、危険かな?
なにしろ走りたくて、走りたくて、体力があり余っている犬だから
やはり自転車で走らせるしかないか?と思い早朝、車の少ない四時頃から一時間走らせる
『チャミ子、空気は美味しいし快適ヨ!』
それでもまだ走るのが足りないらしい・・・運動能力バツグンの犬の様です
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# by kurin429 | 2005-02-11 02:59  

公園デビュー!!

犬を連れて初めて公園に行きました。
公園には沢山の犬を連れた人達が来ていました。
チャミ子は始めてなのにすんなり皆の中に入っていく。
そして、嬉しそうに鼻とお尻でご挨拶!

合う犬と合わない犬がいるそうだが、チャミ子はそれが無さそう。
本と新聞で色々書かれたせいで、中には〝ハスキー〟の事を誤解している人がいる様で犬同士は遊びたいのだけれど、飼い主さんが一歩さがった目で見てしまう。
まぁ見た目が少し怖いから仕方がないかと思いながらしばらく公園に行き続ける。

段々チャミ子の性格が分ってきたのか、皆さんが寄って来てくれるようになりました。
チャミ子は、吠える犬と、犬をしかる人間の声が苦手の様で、そんな時はイソイソとその場を離れる。
ある人は、ハスキーってこんな性格の犬だった?と聞いてくる人もいる。
私もよく分からないけど、飼ってみると皆さんが思っている犬とは違うようよ!

そして、犬同士じゃれ合っているのを見て喧嘩をしていると間違いして『ワン!』と吠えて止めに入る。
そうか、チャミ子は遊び方を知らないんだね!
生れてすぐ親、兄弟から離されてしまったんだから・・・

それではママとボール遊びをしよう!!ボールには関心が無さそう・・・(-。-;
只ひたすら走るの事が好きな様です。
そして、車に乗るのが大好きで何処へ行くにも一緒!犬というよりは子供と思えてくる。

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勘が良くて人間の言葉も理解出来る様になって来た。
私は、犬だからといって無理な事は押し付けない
今日は自転車で走りたくない!買い物にも行かない!と
こうして言葉が話せなくても目で会話ができるような関係になって行きました。
犬と接していると私も少し犬の世界に近くなって来たのかな~?と錯覚してしまう(^_^;)
チャミ子が人間と思っているのかも。
本当ははっきり区別して生活しなければいけませんネ!
でも、自然のまま気のままの方が私もちゃみ子も楽だから
先の事は分からないけど・・・

今のところ噛み付く事も大声で吠える事もない
犬も接し方によって違うようですね!
犬は犬、なんて思ってこなかったから、私は子供を育てた事はあっても、犬を育てた事は無かったので子供と同じ感覚で接してしまったのだ。

それが良かったのか悪かったのか、私には分かりませんが(私は良かったと思っています!)
チャミ子は自分で思っていても何も出来ない・・・話も出来ないのだからネ!
私が『チャミ子御飯ヨ!散歩ヨ!買い物ヨ!』全てママが頼りなんだ!
私は子供達には〝お母さん〟と呼ばせ、ちゃみ子には〝ママ〟と思わせる。
私が言うのも親ばか?と思われるかもしれませんが、本当に聞き分けが良く人間の言葉も理解してくれるようになって行きました。

時々、娘には『お母さんは私達には厳しいのにチャミ子には甘いんだから』と言われます。
今思えば、あまり怒ったことも叩いた事も記憶に無い・・・
一生懸命、無我夢中とはこういう事か!と不思議に思う。
私もチャミ子に教えられる事も多かったから・・・
毎日、初の犬との関わりに、あっという間に月日が流れて行きました。

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# by kurin429 | 2005-02-11 00:58  

ちゃみ子の躾・・・

結構私も楽しんでいたのかも!遊んでもらっていたのかも!!
こうして私は心が癒された充実した日々を送って行くのです。

外出も出来るだけ一緒!
海にも山にも出掛ける事が多くなりました。
特に自然が好きで体力のあるチャミ子は山が大好きで、私達のペースで先頭で山登り!
後を振り向きながら〝大丈夫!〟と目で合図
どんどん登っていく。
途中色々な小動物に驚きながら、興味旺盛で目を輝かせ本当に楽しそう(o^^o)
そんなチャミ子の行動に私達も元気付けられました。

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海はチャミ子にとって少し苦手な様で
キャンプは暑いので〝私は寝るから勝手にやって!〟と寝てばっかり;^_^A
チャミ子のお陰でこの年齢になってもあちらこちらの公園を歩き回り
お陰で健康でこの十三年間病院には無縁!チャミ子が我が家に来てから全てどんどん良い方に変化していく〝ちゃみ子パワー〟よネ!

家族も明るくなって、ちゃみ子が頑張るから私も頑張らなければ!!
やっぱりちゃみ子のペースになって来た(笑)
こうなれば我が家では、人間が上か犬が上かの理論はどうでも良い。
全て良ければそれで良し!!
時にチャミ子は、私がちゃみ子の場所に居ると、手で〝どけっ!〟と合図。私がその場を離れると偉そうにその場にお座り。やっぱり犬の方が上?
チャミコはそう思っているかも(-。-;
でも、ママだって負けないヨ!
チャミ子の思っている事全部分かるんだから!(私もいつの間にか犬の世界)
深く考えなくて良いこんなやり取りをしながら私達とチャミ子は本当に良い関係になって行きました。

よく躾の話を耳にする。
私達も最初は躾をきちんとしなければと思っていた。
なにしろ躾の仕方も知らない飼い主だから、そのまま今日まで来てしまって・・・
躾をしたのか、しなかったのか・・・
こんな頼りない飼い主だからチャミ子は自分がしっかりしなければと思っていたのでは(^^ゞ
教えられる事も多かったからネ!

チャミ子はいつも私達の行動を目で追って見ている
無責任な言動と行動は取れなくなって、反省したり、心の中で謝ったりと、私達が教育されている様な錯覚に陥る時もある。
自然に人間と接している時の様な言葉遣いになって、何をするにも語りかけるようになって行きました。
花を見て『これ綺麗だネ!』(鼻を付けてみる)
ブルーベリー畑で『これ美味しいよ!』と言えば不思議に匂いで判るのか、黒く実ったものを選んで食べる。
『チャミ子あなた犬よネ?』
人間と思っているのか、私達と一緒になって行動する。
私達家族にとってチャミ子は無くてはならない存在になっ
て行きました。

五歳まで自転車で走ったせいか丈夫で病気には無縁という親孝行な犬
私達の言葉もよく理解して特に小さな子供やお年寄りには優しい眼差しで接する
皆に『良く躾けたね~』と言われますが私は躾けた覚えが無い(躾けたのかな???)
チャミ子が褒められれば私も気分は悪くない(*^_^*)
おりこうさんネ!可愛いネ!を連発。チャミ子も嬉しそう。
良い事、悪い事の判断力もついて私達の関係も益々良くなって行く 
こんな平穏な日々がしばらく続き、過ぎていきました。

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# by kurin429 | 2005-02-10 01:08  

病気・・・

チャミ子が十歳になりました。
ハスキーの十歳は人間の年齢では七十歳近いそうです。
体力も衰え始めていき、自然と公園からも遠ざかり他の犬との接触も嫌がるようになって 
眼差しも優しく、活気が少し落ちてきた。
そんなチャミ子が愛おしく、私達は益々愛情を注いでいきました。
チャミ子ずっとママと一緒ヨ!ママを置いて行かないで!
(犬の生命は短いと知りつつ)自然に口に出してしまうのです。
チャミ子はそれに答えようと一生懸命元気に振舞ってくれました。

相変わらず病気には無縁。でも、ここに私達の落とし穴があったのです。
口に出して言えない、態度にも出ない、顔にも出ない、そして最後まで頑張る!
〝飼い主に心配させないと〟私達は何でもチャミ子の事は分かっていたはずなのに
この時、既にチャミ子の体が病に冒されていたのです。

十三歳六月(人間の年齢でいえば八十歳位です)
便が少し柔らかくなってきました。
今思えばこの頃から病気の始まりだったのでは・・・

そのときは年のせいだと思った。
そして、時々嘔吐する、年だから?
食べ物が合わないのではと思いフードを替えたり食事を作って食べさせたり
チャミ子は食べるのよネ
運動も普通だから気付かなかった
本当は体調が悪く辛かったのでは・・・

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おかしいと思い病院に連れて行った時、先生は下痢くらいと思ったのか五日間して治らなかったら検査しよう!と薬と注射で帰ってくる。
その後は激しく嘔吐する
食事も受け付けない状態で心配になり、往診を頼んですぐ血液検査と点滴と注射をするが、益々病状悪化。
急いで掛かりつけの病院に行った時先生に今夜がやまと言われました。

エッ?チャミ子がいなくなる?
うそでしょ?頭の中が真っ白に・・・チャミ子!頑張って!と私の声にチャミ子は目を大きく目を開けて頑張ろうとしている
もう駄目なら家につれて帰って余命を家で看取ってやりたい
でも、チャミ子の頑張りなら奇跡も起きるかも・・・
一晩賭けてみようと祈る気持ちで帰宅する

家族で祈ったのが通じたのかチャミ子は頑張ってくれました。
先生も『凄いな~よく頑張ったな~』とビックリ!
よーし!チャミ子が頑張るなら先生も頑張る!と一生懸命やってくれました。
次の日、チャミ子にオシッコをさせに外に出した時
嬉しそうに家に帰れると思ったのか私の車を探すのです。
私はその時治ってくれると信じていたから『まだ帰れないの、治ってから帰ろうネ!』と再び病院の中のゲージに入れた時のチャミ子の悲しそうな顔が忘れられません。
また一晩明けて、先生が『オシッコが出ない』と言うのです。
かなり進行していて手が付けられないと言われました。
あんなに頑張ったのにやっぱり駄目だなんて本当に可哀想。

治療も出来ないのならここで死を待つより自宅につれて帰ろう!
『チャミ子、お家に帰ろうネ!』と言うと
目を大きく開けて嬉しそう。車に乗せた時、目を輝かせ“これが病気か!”と思うくらい良い顔をしてました。
自宅に着いたとき、自分の居場所を見回して本当に嬉しそう。
やっぱり連れて帰って良かった。

これからいつまで生きられるか分からないけど精一杯介護しよう
チャミ子の部屋に布団を持ち込んで一緒に寝ると、.あんなに荒かった呼吸が少し落ち着いて、顔を突き合わせて思い出話。
『チャミ子は話が分かるのよ!』
泣いてはいけないと思いながら涙が止まりません。
私達はあと2年~3年は一緒にいられると思ったから〝大ショック!〟私が側を離れると『キュー』と小さな声で鳴くのです。
痛いのか、苦しいのか、悲しいのか、病院から頂いた痛み止めの座薬を使いながらちゃみ子は一睡もしないで痛みに耐えている
私もずーっと側に付き添って痛々しいちゃみ子の姿に胸が張り裂けそうな思い・・・

その時、ちゃみ子は本当は病院の方が楽なのでは?
でも、あんな小さなゲージに入れられて死を待つよりも
あんなに嬉しそうに帰ってきたのだから、助からないのなら私の胸の中で 永遠の眠りにつかせてやりたいと苦しい選択をする。

翌朝、頑張るチャミ子を少し眠らせてやりたいと病院に往診を頼むが来てくれず
睡眠薬を取りに行くが眠るだけの量はくれず、苦しそうに声を上げるチャミ子。
(その時私は、犬は人間の十倍の痛み苦しみに耐えられる力を持つ動物と言われていますが
これも人間の勝手な想像で、本当は同じだと思います)
なんとか痛みだけでも和らげて欲しいと再度電話するが、先生はもう何もする事はないと言う

こんな時チャミ子はどう思っているのでしょう。
私は十三年間チャミ子に安らぎをと幸せと楽しい想い出を沢山貰いました。
チャミ子に一分一秒だって長く生きて欲しい。チャミ子だってきっと生きたいと思っているよネ!私のこんな思いがちゃみ子を頑張らせて苦しい思いをさせているのでは?という思いにかられる。

そして私はいいたくない言葉を口にするのです
『チャミ子、こんなに頑張ったんだからもう頑張らなくていいヨ!ずーっと一緒だからもう眠っていいんだヨ!』
色々考えてオロオロする私を察してか、その三時間後、涙を流して(きっと感謝の気持ちだと思います)静かに息を引き取りました。

平成十六年六月二十七日 永眠 十三歳三ヶ月〝さよならチャミ子〟

私達はチャミ子と出逢って本当に幸せでした。チャミ子もそう思っているよネ!
六月二十七日突然の別れの日が来てしまい残念で残念でなりません。
まだまだ一緒にいたかった。
チャミ子だって死ぬとは思っていなかったよネ!
最後の頑張りは凄かったもの!
チャミ子は、賢くて優しくて皆から好かれていました。
そんなチャミ子が自慢でした。

十三年前、シベリアンハスキーが我が家にやって来た。
生後五十日の子犬はチャミ子と名付けて
本当にやんちゃでお転婆娘でよく私達を困らせましたが、そんなチャミ子が可愛くて可愛くて私達家族にとって良い活力剤になってくれました。

チャミ子に教えられることも多かった。
通じないときは手を齧って教えてくれました。
チャミ子も私達の言葉をよく理解してくれました。
こんなチャミ子が私達の前からいなくなった心の支えを無くした寂しさ悲しさ
チャミ子の存在が我が家ではいかに大きかった事でしょう。
チャミ子、一生忘れないよ!ありがとう
安らぎと幸せをありがとう

平成十六年六月   病名 急性膵炎
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# by kurin429 | 2005-02-09 11:30  

あとがき・・・

犬の生命は短いと皆さんから色々聞かされて、心の準備はしていたつもりでした。
現実に愛犬に死なれて本当に悲しく辛い思いをしました。
私達家族にとってチャミ子は特別な存在でしたので、気持ちの整理をつける為
私の生活の一部ですけど想い出を一冊の本にまとめてみました。
お世話になった方々に読んでいただければ嬉しいですネ

現在、我が家では犬のいない生活など考えられず、新しい家族として
ボーダーコリーの“クリン”を迎え入れました

チャミ子の妹だからチャーミーグリーンの洗剤つながりで
            (チャミ子)(クリン)

胡琳(クリン)と名付けました。
十三年前のちゃみ子を思い出す程〝やんちゃ娘〟です。
今はクリンのお陰で少し気持ちが救われています
犬は本当に賢くて素晴らしい動物だと思います
また私の戦いがクリンによって始まっています
どこかでお会いした時はよろしくネ!
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# by kurin429 | 2005-02-09 11:17  

私が思う事・・・

以上が母の手記です。


ちゃみ子は本当に頑張ってくれました
体はもうボロボロだったのに、心臓が強く体力もあった為
苦しくても一生懸命生きようと頑張りました

ちゃみ子が掛かっていた病院は“安楽死”は絶対にしない!という方針の病院でした。
13年通っていながら、もうどうにもならない!という時になって初めてその事を知りました。
私達だってそんな選択はしたくない
少しでも長く生きて貰いたい!!
でも、100%死を待つしかない
しかも声を上げて苦しんでいるのにただ見守るしか出来ないなんていうことがどれだけ辛い事か・・・

先生は人間が辛いからといって人の手で命を奪っては絶対にいけない!犬は必死に生きようと頑張っているのだから!!もし見守るのが辛いなら病院へ連れて来て下さい。
と言われましたが、私は全く共感できませんでした。

ちゃみ子は自分が死んでしまうなんて分からないから頑張っているのです。
見ている人間も確かに辛いですが、ちゃみ子が一番辛いのでは?
臓器がどんどん溶けていく激痛に5日間も一睡も出来ずひたすら痛みに耐えている・・・
痛みを和らげてあげたい!開放してあげたい!と思う事がいけない事なのでしょうか?

電話を掛けたり直接病院へ行ったり
痛みをとって欲しい!眠らせてあげたい!とどんなに訴えても
痛みを和らげる薬は死に繋がるから、睡眠薬はそのまま死に繋がるから
という理由で全く取り合ってもらえませんでした。

だた、末期のがん患者が使う座薬だけは貰っていたのですが
それはいつ?どのような時に投薬すればよいのか・・・
聞いても「痛がったら挿してください」と言うだけ・・・
ずーっと痛がってるのに・・・
座薬を挿したって、命を縮めるのは同じ事なのに・・・
結局は自分でやってくれということなのでしょうか?
座薬なんかより、そのまま眠ってしまっても良いから睡眠薬が欲しかった・・・
私がどんな気持ちでそんな事を頼みに行ったか・・・

見ていられないのなら引き受けますので連れて来て下さい!なんて
そんな捨てるようなまねが出来る訳が無い!!


私と母が、他の部屋で違う病院を探している時にちゃみ子は息を引き取りました。
容体が急変したと聞き!ちゃみ子の元へ急いだのですが、既に呼吸が停止していました。
その時の私は、悲しいというより“ちゃみ子にとってこれで良かったんだ!!”との想いの方が強く、父とPAPAさんに“これで良かったんだよね!”と泣きながら何度も何度も繰り返し言った事を覚えています。

母は事態を受入れたくなかったのか、ちゃみ子の元へすぐには来ませんでした。
父が“早く来い!”と引っ張っ来て、母がちゃみ子に抱きついた時、奇跡が起こりました
ちゃみ子が一瞬ですが蘇生したのです!
完全に呼吸が停止していたはずなのに、目をパッチリ開け、母を見て
起き上がろうとしているかのように体を起こしかけたのです
そして、母に会えて安心したかのようにまた静かに眠りにつきました・・・

本当に驚きましたが、母も私もちゃみ子を見送ってあげる事が出来たのです!!
ちゃみ子もきちんと母にお別れをしたかったのでしょう
私達の愛情がちゃんと伝わっていたのですね
私達が幸せだったと同じくらいちゃみ子だって幸せだったと思っていいのですよね!



安楽死が賛成か反対かなんて、分かりません
私達は今でもどうすれば良かったのかなんて分からないのです
実際に簡単にペットの命を奪う飼い主もたくさんいるそうです・・・
これは誰にも分からない永遠の課題だと思います。



全部読んで下さった方、有難うございました
ちゃみ子は私達の自慢の家族でした
が・・・ちゃみ子にとって私達は自慢の家族だったのかしら???;^_^A
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# by kurin429 | 2005-02-08 12:24